創作論

「ちょっと書きなれた奴はすぐに創作論を語りたがる。だけど大体そんな奴は実績がないし、実績ある人はわざわざ創作論なんて垂れ流さない。いいか、小説は自分が好きなことを好きなように書く。人に言われた通りにやるなんてつまらないだろう？　だから、創作論なんて書いても無駄だし、誰も読まない。今や誰もが小説を書くようになっているし、誰もが好き勝手垂れ流す。創作論なんて最たる例だ。なぜかみんな自分のやり方を押し付けようとする、そんなのばっかりだ。だから創作論なんて書くような真似はするな。分かったら自分が好きなことをやるんだ。好きなように書いて好きなように発表しな。それが一番上達する近道だ。もちろん、インプットを忘れないように」


「私が一番好きなの、みんなが書く創作論なんだけどなぁ……」