江戸時代の避暑

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江戸時代の庶民は避暑をどのようにしていたか、勿論暑さは今よりはマシだろうと調べても正確な資料は無い。一部学者の
意見では暑い盛りの8月の平均気温は20度後半位で、30度超えは2-3日だけとある。
日中は用事や仕事がない限り、直射日光を避けて日陰でじっと耐えていた。
長屋の出入り口を開け放し、風通しを良くすればと思うが、そうは行かな事情があったようだ。火事の多かった江戸の街、
消火用の用水桶や水路が多く造られ、夏はそこからは蚊が大量発生していた。
蚊取り線香は明治以降で、江戸時代は杉や松の青葉を燃やし、煙で蚊を追い払っていたが家の内では煙くて煙くて到底無理だった。
夏定番の飲み物といえば温かい甘酒だ。冬の飲み物と思うが、後年飲む点滴とも言われ程の栄養豊富で夏バテ防止、疲労回復のドリンク剤として飲んでいた。
夕方からは外に出て打ち水をしてから、縁台を出しSSGを考えたり楽しく涼んでいたようだ。
その他
公開:20/08/11 14:56
更新:20/08/11 16:39

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