暑い!
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アイスクリームのように溶け出しそうな街を僕は歩く。蒸した空気を吸っても酸素を取り込めた気がしない。暑苦しくてマスクなんて付けてられないし、そもそもここは本当に地球なのか。僕はどこか知らない惑星にでもいるんじゃないのか。こめかみに何か触れる感触は、額から伝い落ちてきた汗だろう。指先で確かめると、ほとんど水のようにさらさらしている。夏の汗ってこんなふうに滔々と流れ出るものだったっけ。
コンビニの自動ドアが開いた瞬間、クーラーの冷気がふわっと僕の全身を包み込む。思わず「オアシス!」と胸の中で叫ぶ。
家に帰って僕はコンビニで買ってきたコーラとシャーベットで体を冷ました。あれ、そういえばもう少し先のスーパーまで食材を買いに出掛けるはずだったのではないか。完全に頭の中から消えていたことに気づく。もう動く気力がなくて、床にゴロンと寝転がった。食欲も湧かないし日が落ちるまで待つか、と僕は思った。
コンビニの自動ドアが開いた瞬間、クーラーの冷気がふわっと僕の全身を包み込む。思わず「オアシス!」と胸の中で叫ぶ。
家に帰って僕はコンビニで買ってきたコーラとシャーベットで体を冷ました。あれ、そういえばもう少し先のスーパーまで食材を買いに出掛けるはずだったのではないか。完全に頭の中から消えていたことに気づく。もう動く気力がなくて、床にゴロンと寝転がった。食欲も湧かないし日が落ちるまで待つか、と僕は思った。
その他
公開:20/08/10 23:26
最近は小説以外にもお絵描きやゲームシナリオの執筆など創作の幅を広げており、相対的にSS投稿が遅くなっております。…スミマセン。
あれやこれやとやりたいことが多すぎて大変です…。
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