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高度2000m
銃を握る男の手が震えている。
「高度を上げろッ!」
怒鳴る男は操縦士に死神を向ける。
未来人を名乗る彼からすればビームも出ない旧時代の拳銃を振り回し、わざわざ嵐の夜にヘリコプターを飛ばすのには理由があった。未来へ帰るためだ。
今日、七夕のある時間に高度4444mで雷のエネルギーを使うと片道だけのタイムトラベルが可能な計算らしい。死神は車で未来へ旅するあの映画を思い出す。3は銃の活躍が目覚ましい。好きな映画だった。
目標地点に到達し、男が時計を確認する。
「7月7日7時7分…今だ!」
空を切り裂く死神の弾丸に空中で落雷が落ちた。視界が七色の光に包まれ時空の扉が開く。
「悪いことをした。せめてものお礼だ。」
男が死神に数字の羅列を書き時空の彼方へと消えた。
遠い未来、寿命がない死神にとっては再会もありえるかもしれない。
死神は重力に身を任せた。
死神残弾数のこり3発
銃を握る男の手が震えている。
「高度を上げろッ!」
怒鳴る男は操縦士に死神を向ける。
未来人を名乗る彼からすればビームも出ない旧時代の拳銃を振り回し、わざわざ嵐の夜にヘリコプターを飛ばすのには理由があった。未来へ帰るためだ。
今日、七夕のある時間に高度4444mで雷のエネルギーを使うと片道だけのタイムトラベルが可能な計算らしい。死神は車で未来へ旅するあの映画を思い出す。3は銃の活躍が目覚ましい。好きな映画だった。
目標地点に到達し、男が時計を確認する。
「7月7日7時7分…今だ!」
空を切り裂く死神の弾丸に空中で落雷が落ちた。視界が七色の光に包まれ時空の扉が開く。
「悪いことをした。せめてものお礼だ。」
男が死神に数字の羅列を書き時空の彼方へと消えた。
遠い未来、寿命がない死神にとっては再会もありえるかもしれない。
死神は重力に身を任せた。
死神残弾数のこり3発
SF
公開:20/08/10 05:00
更新:20/08/10 13:08
更新:20/08/10 13:08
死神シリーズ2
空津 歩です。
ずいぶんお留守にしてました。
ひさびさに描いていきたいです!
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