バイク野郎

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バイカーの憧れ。それは星の荒野を思うが儘に走り続ける事。
そんな夢に生き、俺は今日も星々に見守られながら愛車のハーレー彗星に跨る。
バイクの横には大きな工具箱。修理工の俺は己の仕事に誇りを持つ。世界を回しているのは俺だと自負している。
工房を出て、今日の現場へと向かう。
夜空を掃除する箒星に跨った魔女を見かけ、金平糖をあげた。
「子ども扱いしないで!」と怒るが、それは金平糖を落とさず食べられるようになってから言いな。
お嬢ちゃんが落とした金平糖が流れ星となって人々の希望になっているぞ。俺達を指さして喜んでやがる。
さて、俺もそんな人の希望になるか。
地球の蓋を開け、中を確認する。
異常気象の熱でゴムベルトが溶け、地震でフレームが曲がってやがる…パーツを取り換え、自転を正常化させた。
念の為に1か月後また様子を見に来よう。
ただ、時差の関係でその頃には地球では75年程経っているだろうけどな。
SF
公開:20/08/07 18:53

幸運な野良猫

元・パンスト和尚。2019年7月9日。試しに名前変更。
元・魔法動物フィジカルパンダ。2020年3月21日。話の流れで名前変更。
元・どんぐり三等兵。2021年2月22日。猫の日にちなんで名前変更。

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