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ある日、ライト兄弟は大げんかをした。
飛行機の次は何を発明するかをめぐって。
ライト兄は、今度は地中を奥深くまで潜る乗り物を発明したいと言った。
「空を飛ぶ」の次は「地を潜る」を追求したいのだ。
対してライト弟は、いつでもどこでもすぐに眠れるアイマスクを発明したいと言った。
発明に疲れていた彼は「快適に眠る」ことを求めていたのだ。
収まりがつかないので、2人はライト母に決めてもらうことにした。
ライト兄は「空の次は地を制覇するのが僕らの使命だ」とまくしたてる。
ライト弟は「人類の夢を実現したんだから次は人類の安らぎを実現したい」と言う。
2人の主張を聞き、ライト母は涙がとまらない。
何と偉大な人物に成長したのだろうと。
息子たちが誇らしくてたまらない。
「お母さん、どうすればいいの!」
兄弟は口を揃える。
母が口を開く。
「あたしの目元のたるみを治してちょうだいよ」
飛行機の次は何を発明するかをめぐって。
ライト兄は、今度は地中を奥深くまで潜る乗り物を発明したいと言った。
「空を飛ぶ」の次は「地を潜る」を追求したいのだ。
対してライト弟は、いつでもどこでもすぐに眠れるアイマスクを発明したいと言った。
発明に疲れていた彼は「快適に眠る」ことを求めていたのだ。
収まりがつかないので、2人はライト母に決めてもらうことにした。
ライト兄は「空の次は地を制覇するのが僕らの使命だ」とまくしたてる。
ライト弟は「人類の夢を実現したんだから次は人類の安らぎを実現したい」と言う。
2人の主張を聞き、ライト母は涙がとまらない。
何と偉大な人物に成長したのだろうと。
息子たちが誇らしくてたまらない。
「お母さん、どうすればいいの!」
兄弟は口を揃える。
母が口を開く。
「あたしの目元のたるみを治してちょうだいよ」
その他
公開:20/08/08 11:12
更新:20/08/08 11:13
更新:20/08/08 11:13
歴史ものに特化した小説を書いています。
よろしくお願いします!
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