空想競技大会

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空想競技大会とは、選手がヘルメットのような物を頭に被り、それとモニターを繋げることで選手が脳内で披露する空想を映像化し、それを評価するというものである。漫画のコンテストでは画力が求められるものであるが、空想は想像力が求められるものなので描いて表現する必要はない。ただし、漫画家よりもかなり集中力を必要とするものであるが。
「次の方は、今回はじめてご参加のAさんです!」
解説者の声と共に歓声が上がり、Aさんが登場する。Aさんは競技用の椅子に座りヘルメットのような物を被った。「それではどうぞ!」という解説者のその声と同時にモニターに映し出されたAさんの空想。そこには、巨乳のエルフを侍らすAさんがいた。Aさんは失格即退場となった。空想競技大会とは、健全な空想を披露する競技であるから、下ネタ関係は基本NG。Aさんもそれは知っていた。この競技の難しいところは男の夢を披露してはならないということである。
ファンタジー
公開:20/08/05 02:42
更新:20/08/05 03:20

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