2
4
「わあ、なんて綺麗なの?」
「君のために用意したんだよ。この夕陽の輝く世界、全てを」
「本当?」
「ああ!! だから!」
拡がる海、空、遠くの陸地。全てが黄金色に染まった岬。
「……ん」
抱き合いキスを交わす二人。
「ふふっ、虚言でしょ? まさかこの世界の全てを私にプレゼンするって言うの?」
「もちろん!!」
「そんな事言われたら、私」
「全人類の代表としてこの地上の全てを君に捧げるよ!!」
「その言葉を 待っていたのよ!」
『銀河条例ニテ承認サレマシタ。発動シマス』
「サヨナラ人類。これからは私の種族が棲まうわ!」
女はニヤリと笑い振り返ると猫耳にシッポという姿に変身した。
「ヨロシクね、地球……」
世界中の空を巨大な宇宙船が埋め尽くし、人類は瞬く間に殲滅された。
この銀河にそんなルールがあったとは!!
男の一言で人類は地球での生存権を移譲してしまったと言うのだ。
「君のために用意したんだよ。この夕陽の輝く世界、全てを」
「本当?」
「ああ!! だから!」
拡がる海、空、遠くの陸地。全てが黄金色に染まった岬。
「……ん」
抱き合いキスを交わす二人。
「ふふっ、虚言でしょ? まさかこの世界の全てを私にプレゼンするって言うの?」
「もちろん!!」
「そんな事言われたら、私」
「全人類の代表としてこの地上の全てを君に捧げるよ!!」
「その言葉を 待っていたのよ!」
『銀河条例ニテ承認サレマシタ。発動シマス』
「サヨナラ人類。これからは私の種族が棲まうわ!」
女はニヤリと笑い振り返ると猫耳にシッポという姿に変身した。
「ヨロシクね、地球……」
世界中の空を巨大な宇宙船が埋め尽くし、人類は瞬く間に殲滅された。
この銀河にそんなルールがあったとは!!
男の一言で人類は地球での生存権を移譲してしまったと言うのだ。
SF
公開:20/08/03 03:17
更新:20/08/03 13:41
更新:20/08/03 13:41
猫耳星人
N01
楽しみながらたまにのんびりと書いていきたいと思っています。(創作グループstudioEG所属の小間使いです。)
ログインするとコメントを投稿できます