夏野菜の扉

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「人間よ…何でも願いを一つだけ叶えてやろう。さあ、言ってみろ」
ノートに書いた落書きの魔法陣から悪魔が召喚された。
何でも願いを叶えてくれると言うのに私は何も思いつかずにいた。
「どうした?人間よ。まさか、吾輩を願い無しに呼び出したと言うのではあるまいな?」
「そんな事はありません!願いはその…一杯あって今悩んでいるんです!」
「成程…人間とは欲深い生き物だ。分かった。もう少し待ってやろう」
特にこれといった願いのない私は悩みに悩み、もうこれしかないと思い口にした。
「寿命でこの命が失われるまで、笑顔溢れる食事を続けたい!」
「その願い…叶えてやろう!」
そう言って悪魔は目の前から消えた。

翌朝、リビングに入るとエプロン姿の悪魔がいた。
「人間よ。今日の朝食は新鮮野菜のスムージー”開け!夏野菜の扉”だ。味わうがいい」
勧められるがままに私は悪魔の作ったスムージーを恐る恐る口にする。
ファンタジー
公開:20/07/30 20:10
続かない

幸運な野良猫

元・パンスト和尚。2019年7月9日。試しに名前変更。
元・魔法動物フィジカルパンダ。2020年3月21日。話の流れで名前変更。
元・どんぐり三等兵。2021年2月22日。猫の日にちなんで名前変更。

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