閑話休題

曜日シリーズを書き終え空津 歩は胸を撫で下ろす。ショートショートを毎日書くという掟を課し、ひとまず1週間できたことに小さな達成感があった。感想で温かな激励をいただけたのもシリーズ完結の後押しになった。感謝しかない。妻がスマホを買い替え、バックアップ同期中で暇なのだと言う。SSGの話をすると「ヨカッタネ」と生返事だ。生後７ヶ月の息子があーうーと何かを訴え、愛犬はそんな彼の顔をペロペロ舐めている。いつか息子に「親父はなかなかいい話を書く」と言われるのが夢である。空や海の色のタンクトップを着た彼が初めてしゃべる言葉はなんだろう。その色と同じ名前の彼はどんな本を読むのか。今から楽しみでならない。明日からは少し趣味に走った作品を投稿しよう。読んでいただけるか少し不安もある。そんなことを書いていたら妻のスマホの同期が完了した。手違いで空津と全く同じスマホが出来上がり見合って笑う。そんな7月最後の夜。