ウザい彼氏
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「わりー待った?」
50分も遅刻だよ、と思いながら私は彼をねめつけた。
家からこの居酒屋までせいぜい10分でしょ。
「なんでそんなに機嫌が悪いんだよ。もう俺のことが好きじゃないの?」
私はぷいっと顔を逸らした。
「まさか隠れて浮気をしてるのか? どこのどいつだ!」
「浮気なんてしてません!」
私はテーブルについた雫を布巾で拭き取る。
「雫を布巾で?……まさか、この付近にそいつがいるのか? どんな奴だ!」
彼は首を巡らせる。
また変なこと言ってる。
続いて私は鍋のコンロに火をつけた。
「引火した?…つまり、そいつはインカ帝国の末裔なのか?」
「んなわけないでしょw」
「じゃなんでー?」
私はビールを飲む。
「ん? キリンビール…つまりキリンのように首を長くして俺を待っていたということか! この可愛い奴め!」
彼はポケットからリボンの付いた箱を出した。
「これを買ってたら遅くなったんだよ」
50分も遅刻だよ、と思いながら私は彼をねめつけた。
家からこの居酒屋までせいぜい10分でしょ。
「なんでそんなに機嫌が悪いんだよ。もう俺のことが好きじゃないの?」
私はぷいっと顔を逸らした。
「まさか隠れて浮気をしてるのか? どこのどいつだ!」
「浮気なんてしてません!」
私はテーブルについた雫を布巾で拭き取る。
「雫を布巾で?……まさか、この付近にそいつがいるのか? どんな奴だ!」
彼は首を巡らせる。
また変なこと言ってる。
続いて私は鍋のコンロに火をつけた。
「引火した?…つまり、そいつはインカ帝国の末裔なのか?」
「んなわけないでしょw」
「じゃなんでー?」
私はビールを飲む。
「ん? キリンビール…つまりキリンのように首を長くして俺を待っていたということか! この可愛い奴め!」
彼はポケットからリボンの付いた箱を出した。
「これを買ってたら遅くなったんだよ」
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公開:20/07/27 23:16
更新:20/07/27 23:20
更新:20/07/27 23:20
最近は小説以外にもお絵描きやゲームシナリオの執筆など創作の幅を広げており、相対的にSS投稿が遅くなっております。…スミマセン。
あれやこれやとやりたいことが多すぎて大変です…。
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