真夜中のコンビニ

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目の前に私が書いた本、”真夜中のコンビニ”が置かれている。
ネット上でバイト時代の経験と妄想をふんだんに盛り込んだ小説を書いていたところ、それが出版社の目に留まった。
「書籍化してみませんか?」
あの時、今までの人生で最高に感動していたが目の前の完成した本を見ると感動を越えて感激した。
憧れの絵師さんが絵を描いてくれた。表紙に描かれたそれは深夜ではなく、言葉通りの真夜中だった。その中、淡い光を放つ建物は私の働いていたコンビニそのもの。絵には誘蛾灯のように見る人を誘う魅力があった。
そんな絵を邪魔しないタイトルの置き方。それはデザイナーさんの仕事だ。
縁の下の力持ち。デザイナーさんの自然と人を惹き付ける仕様には感謝してもし足りない。
そうか…この本には真夜中のコンビニのように、人を惹き付ける魅力があるんだ…
なら、私もその魅力に見合うよう、これからも読者が満足してくれる作品を書かなきゃな。
公開:20/07/27 18:51

幸運な野良猫

元・パンスト和尚。2019年7月9日。試しに名前変更。
元・魔法動物フィジカルパンダ。2020年3月21日。話の流れで名前変更。
元・どんぐり三等兵。2021年2月22日。猫の日にちなんで名前変更。

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