束の間の休息に起きた怪記録

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 森の中にひっそりと佇む一軒家があった。この知らない風景を見るに僕はハイキングの途中で迷ってしまったらしい。しかも今はあいにくの雨。目の前にあるこの一軒家は幸運にもカフェ。雨が止むまで中で待つことにした。
「すみません、ブラックコーヒーを一杯。」
「かしこまりました!」
店員が元気よく告げカウンターでコーヒーを沸かしている間、濡れた上着を脱ぎ、壁のハンガーにかけた。
「お待たせしました。」
そういい彼女はそそくさと家の奥に入っていった。早いなと思いながら僕はコーヒーを一口飲んだあと。酷い睡魔に襲われた。どうやら何か仕込まれたらしい。クソッ。とつぶやき、床に倒れ意識がなくなった。
目を覚ますとさっきまで登っていたはずの山の麓にいた。
「あんた、そんな寒そうな格好でなにしてんだい」
近くにある村のおばあさんはそう告げ、僕の身なりを見ている。
なるほど、こりゃ寒いな…
ミステリー・推理
公開:20/09/27 14:16

金木 誠

金木誠です
初心者ですのでお見苦しいと思いますが
賛否の声お願い致します。

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