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「おい何すんだよ?!」
抗議を無視し、主人は自称専属の服を探った。
「持ってないのか」
「生憎、専属のメッセンジャーではなくてな」
「どうしたんですか?」
公認専属が戸惑っていた。
「知らねえのか?蒼猫からの予告状をこの探偵に届けたのは、この俺なんだぜ」
「あなたが!?」
「今ではただのチクり屋だがな」
「嫌な言い方だな。役に立っただろ?」
「そんな根拠のない噂で"グリフ"でも決めろってのか?情報源は?」
「その質問は、記者への冒涜だぜ」
「一応誇りはあるんだな。参考にはしておくぜ」
「おい。どこに行くんだよ?」
「言っただろ。取材だ」
トトの肩をポンとたたく主人。
「返礼は無しか?」
「次の仕事では、いても気にしないでいてやるよ」
本気か主人?わたしは匂いが気になって仕方ないのだが。
「それだけか?2、3の質問ぐらい付けてくれよ」
野次る自称専属を無視し、我々は霧の中に消えた。
抗議を無視し、主人は自称専属の服を探った。
「持ってないのか」
「生憎、専属のメッセンジャーではなくてな」
「どうしたんですか?」
公認専属が戸惑っていた。
「知らねえのか?蒼猫からの予告状をこの探偵に届けたのは、この俺なんだぜ」
「あなたが!?」
「今ではただのチクり屋だがな」
「嫌な言い方だな。役に立っただろ?」
「そんな根拠のない噂で"グリフ"でも決めろってのか?情報源は?」
「その質問は、記者への冒涜だぜ」
「一応誇りはあるんだな。参考にはしておくぜ」
「おい。どこに行くんだよ?」
「言っただろ。取材だ」
トトの肩をポンとたたく主人。
「返礼は無しか?」
「次の仕事では、いても気にしないでいてやるよ」
本気か主人?わたしは匂いが気になって仕方ないのだが。
「それだけか?2、3の質問ぐらい付けてくれよ」
野次る自称専属を無視し、我々は霧の中に消えた。
ファンタジー
公開:20/09/27 20:39
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連載
探偵
記者
怪盗
まずは、こんにちは。
練馬区で活動中の、趣味の絵描きです。
小説・脚本なども執筆してます。
【番号なし】 用語・設定解説
【Ⅰ】 連載作品『WonDer BroS』 探偵と怪盗の対決が娯楽化した世界での物語。
【Ⅱ】 短編連作『Story Of Dri(P)Party』
【Ⅲ】 連載作品『根源悪の牧場』 戦争による差別と弾圧に支配された世界での物語。
【Ⅳ】 連載作品『ドライワンダーに遣う』
【001~】 短篇集『short TaleS』
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