296. Hey! Siri!

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「HEY!Siri!タイマーを三分セットして」
カップ麺にお湯を注ぐタイミングでいつもSiriにタイマーをお願いする。

二分後……
「旦那様、そろそろお時間です」

「まだ二分じゃねーか」
「だってまだお箸もお茶も用意してないじゃないですか。さぁ、早く早く」

「いつも先読みしやがる……」

どちらも用意して席に着くと
「良くできました!!三分で~す!」
と軽快にベルを鳴らした。

俺が満足してカップ麺の蓋を開けると、

「ふふ、Siriゴッコって楽しいね♪」
横で妻が微笑んだ。
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公開:20/09/24 16:56
更新:20/09/24 23:37

ことのは もも。( 日本 関東 )

日本語が好き♡
18歳の頃から時々文章を書いています。
短い物語が好きです。
どれかひとつでも誰かの心に届きます様に☆
感想はいつでもお待ちしています!
宜しくお願い致します。

こちらでは2018年5月から書き始めて、2020年11月の時点で300作になりました。
これからもゆっくりですが、コツコツと書いていきたいと思います(*^^*)

2019年 プチコン新生活優秀賞受賞
2020年 DJ MARUKOME読めるカレー大賞特別賞受賞
2021年 ベルモニー縁コンテスト 入選

 

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