妖精さん
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ショウタが自宅の部屋でテスト勉強をしていると、一匹の虫がノートの傍に近付いてきた。
「虫、いつの間に。追い出そ」
ショウタは虫の体を摘まみ上げ、窓から放り出そうとした。
「待て待て待て、虫じゃないから」
「虫が喋った!?」
ショウタは咄嗟に虫を放した。
「だから、虫じゃないから。妖精さんだから」
「妖精さん?虫だろ?コガネムシだろ?お前好きな食べ物何?」
「広葉樹の葉っぱ。美味」
「やっぱり虫じゃん!飛び方も、羽音がブインブインうるさいし」
“妖精さん”を名乗る虫の様な生き物は、ショウタの周りを自由に飛んでいる。
「やれやれ、そんな疑いの眼差しを向けられても困っちゃうね-百聞は一見に如かず-君の好きなタイプの女性の姿になってみせよう。それっ」
“妖精さん”は、ブインッと羽音を鳴らしながらクルッと華麗に回って見せた。
ショウタの表情は一変した。
「妖精さん…」
「虫、いつの間に。追い出そ」
ショウタは虫の体を摘まみ上げ、窓から放り出そうとした。
「待て待て待て、虫じゃないから」
「虫が喋った!?」
ショウタは咄嗟に虫を放した。
「だから、虫じゃないから。妖精さんだから」
「妖精さん?虫だろ?コガネムシだろ?お前好きな食べ物何?」
「広葉樹の葉っぱ。美味」
「やっぱり虫じゃん!飛び方も、羽音がブインブインうるさいし」
“妖精さん”を名乗る虫の様な生き物は、ショウタの周りを自由に飛んでいる。
「やれやれ、そんな疑いの眼差しを向けられても困っちゃうね-百聞は一見に如かず-君の好きなタイプの女性の姿になってみせよう。それっ」
“妖精さん”は、ブインッと羽音を鳴らしながらクルッと華麗に回って見せた。
ショウタの表情は一変した。
「妖精さん…」
ファンタジー
公開:20/09/25 21:08
更新:20/09/25 21:10
更新:20/09/25 21:10
不慣れですが、少しずつ書いていきます。
よろしくお願い致します。
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