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ゴールラインには陸亀達の好物であるバナナセーキが並んでいる。
七匹の亀が自慢の甲羅の上へ小人たちを載せ、スタート地点で鼻息を荒くし、開始の合図をいまや遅しと待ち構えている。
ビィー
ブザーが鳴り、陸亀達は一斉にのろのろと動き出した。
「なあ、問題だよ相棒。2568掛ける6789は?」
「17434152」
陸亀はとても頭がいいのだ。
「告白するか迷ってる。失敗したら死ぬしか無い」
「運命に従うんだ。端から結末は決まっている」
陸亀の哲学は、流れには逆らわない、だ。
「亀くんや、少し休んでくれたら、バナナセーキ二倍だ!」
「小人の作るバナナセーキなんて」
陸亀は、とてもグルメだ。
”今季のレイトタートル賞は誰の手に?!”
そのとき一匹の陸亀が、ピタリと歩を止めた。
「どうやって悩ませた?」
優勝者の小人はにやにやしながら答えた。
「酔っちまった、すぐ降りたい、おえっぷ」
七匹の亀が自慢の甲羅の上へ小人たちを載せ、スタート地点で鼻息を荒くし、開始の合図をいまや遅しと待ち構えている。
ビィー
ブザーが鳴り、陸亀達は一斉にのろのろと動き出した。
「なあ、問題だよ相棒。2568掛ける6789は?」
「17434152」
陸亀はとても頭がいいのだ。
「告白するか迷ってる。失敗したら死ぬしか無い」
「運命に従うんだ。端から結末は決まっている」
陸亀の哲学は、流れには逆らわない、だ。
「亀くんや、少し休んでくれたら、バナナセーキ二倍だ!」
「小人の作るバナナセーキなんて」
陸亀は、とてもグルメだ。
”今季のレイトタートル賞は誰の手に?!”
そのとき一匹の陸亀が、ピタリと歩を止めた。
「どうやって悩ませた?」
優勝者の小人はにやにやしながら答えた。
「酔っちまった、すぐ降りたい、おえっぷ」
ファンタジー
公開:20/09/28 07:00
更新:20/09/26 23:03
更新:20/09/26 23:03
さまようアラフォー主夫
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