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「ねえ、今日ウチに泥棒が入ったって知ってる?」
あまりに唐突な妻の言葉に、私は皿に伸ばしかけていた箸を引っ込めた。
「え、本当に?」
私が思わず妻の顔を見ると、彼女はおかしそうに笑っていた。
「嘘だよ」
思わずため息が漏れた。安心したため息なのか、うんざりしたため息なのかはわからない。妻はそんな私の反応を見てニコニコと嬉しそうにしている。
「変な嘘つかないでくれよ。嘘つきは泥棒の始まりだぞ」
それを聞いた妻は、箸を皿に伸ばしながら、何かを考えるように宙を見た。
「じゃあ私は泥棒だから、さっき言ってた事はホントになっちゃうね」
妻はそう言うと箸を口に運び、もぐもぐと食事を続けた。
「何をワケのわからないことを言ってるんだか」
そう言って私は引っ込めてた箸を皿に伸ばすと、あることに気がついた。
「あれ?ここにあった唐揚げが無くなってる」
目の前の泥棒は嬉しそうに笑っていた。
あまりに唐突な妻の言葉に、私は皿に伸ばしかけていた箸を引っ込めた。
「え、本当に?」
私が思わず妻の顔を見ると、彼女はおかしそうに笑っていた。
「嘘だよ」
思わずため息が漏れた。安心したため息なのか、うんざりしたため息なのかはわからない。妻はそんな私の反応を見てニコニコと嬉しそうにしている。
「変な嘘つかないでくれよ。嘘つきは泥棒の始まりだぞ」
それを聞いた妻は、箸を皿に伸ばしながら、何かを考えるように宙を見た。
「じゃあ私は泥棒だから、さっき言ってた事はホントになっちゃうね」
妻はそう言うと箸を口に運び、もぐもぐと食事を続けた。
「何をワケのわからないことを言ってるんだか」
そう言って私は引っ込めてた箸を皿に伸ばすと、あることに気がついた。
「あれ?ここにあった唐揚げが無くなってる」
目の前の泥棒は嬉しそうに笑っていた。
その他
公開:20/09/23 21:49
更新:20/09/23 22:15
更新:20/09/23 22:15
コメディ
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