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わたしの家では、餅猫のモチコを飼っている。
餅猫なだけあって、毛色はまっしろで、触り心地もモチモチでフワフワだ。
その見た目と感触にいつも癒やされているのだが、モチコは少し手のかかる子でもある。
ちょっと目を離した隙に、オーブントースターに入ろうとしたり、お腹を破裂寸前まで膨らませたりして、わたしたち家族をいつも困らせている。
そんな中、モチコはおばあちゃんの部屋にいるときだけはとても大人しいらしい。
そのヒミツを探るべく、ある日、わたしはおばあちゃんの部屋をこっそり覗いた。
すると、モチコは海苔にくるまって静かに眠っていたのだ。
また、ある日は、きな粉の上をゴロゴロしていたり、あんこ玉を転がして大人しく遊んでいた。
そして、お正月におばあちゃんの部屋を覗いたときだった。
モチコは頭の上にみかんを乗せ、鏡餅のようにどっしりと座っていた。
おばあちゃんは、モチコを神様にお供えしていたのだ。
餅猫なだけあって、毛色はまっしろで、触り心地もモチモチでフワフワだ。
その見た目と感触にいつも癒やされているのだが、モチコは少し手のかかる子でもある。
ちょっと目を離した隙に、オーブントースターに入ろうとしたり、お腹を破裂寸前まで膨らませたりして、わたしたち家族をいつも困らせている。
そんな中、モチコはおばあちゃんの部屋にいるときだけはとても大人しいらしい。
そのヒミツを探るべく、ある日、わたしはおばあちゃんの部屋をこっそり覗いた。
すると、モチコは海苔にくるまって静かに眠っていたのだ。
また、ある日は、きな粉の上をゴロゴロしていたり、あんこ玉を転がして大人しく遊んでいた。
そして、お正月におばあちゃんの部屋を覗いたときだった。
モチコは頭の上にみかんを乗せ、鏡餅のようにどっしりと座っていた。
おばあちゃんは、モチコを神様にお供えしていたのだ。
ファンタジー
公開:20/09/23 21:02
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X (twitter):望月滋斗 (@mochizuki_short)
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