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「あの記事書いた新米か。努力賞ってとこだな」
「先輩の評価として受け取りますが、ここは譲れませんね」
「生意気な後輩だな。俺はこいつ等とはデビューからの仲なんだぜ」
間違ってはいないな。
「現場に入り込んで、窓から突き落とされたがな」
それも間違ってないな、主人。
「境界越えとは、ちょっといただけないですね」
「上品ぶんなよ。プロだって情熱に振り回される事もあるさ」
「確かに情熱的な記事でしたが、品に欠けてますね」
「読んでくれてたか。勉強熱心だな」
「取材はいいのか?」「わん」
成り行きを見ていた主人が口を開いた。
「ただし。自称専属でなく、公認の専属記者とだけな」
それを聞いてトトは勝ち誇った顔を浮かべた。
「そういう訳です。先輩」
「いい気になるなよ。手土産もないくせに」
「手土産?」
訝しむ公認をどかし、自称が言った。
「蒼猫に動きがあった」
主人の目つきが変わった。
「先輩の評価として受け取りますが、ここは譲れませんね」
「生意気な後輩だな。俺はこいつ等とはデビューからの仲なんだぜ」
間違ってはいないな。
「現場に入り込んで、窓から突き落とされたがな」
それも間違ってないな、主人。
「境界越えとは、ちょっといただけないですね」
「上品ぶんなよ。プロだって情熱に振り回される事もあるさ」
「確かに情熱的な記事でしたが、品に欠けてますね」
「読んでくれてたか。勉強熱心だな」
「取材はいいのか?」「わん」
成り行きを見ていた主人が口を開いた。
「ただし。自称専属でなく、公認の専属記者とだけな」
それを聞いてトトは勝ち誇った顔を浮かべた。
「そういう訳です。先輩」
「いい気になるなよ。手土産もないくせに」
「手土産?」
訝しむ公認をどかし、自称が言った。
「蒼猫に動きがあった」
主人の目つきが変わった。
ファンタジー
公開:20/09/20 19:55
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連載
探偵
怪盗
記者
まずは、こんにちは。
練馬区で活動中の、趣味の絵描きです。
小説・脚本なども執筆してます。
【番号なし】 用語・設定解説
【Ⅰ】 連載作品『WonDer BroS』 探偵と怪盗の対決が娯楽化した世界での物語。
【Ⅱ】 短編連作『Story Of Dri(P)Party』
【Ⅲ】 連載作品『根源悪の牧場』 戦争による差別と弾圧に支配された世界での物語。
【Ⅳ】 連載作品『ドライワンダーに遣う』
【001~】 短篇集『short TaleS』
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