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ある丘に1本の大木がありました。
A氏はその木をとても気に入っており自分を見守る存在だと信じ愛していました。
ある日、テラスから木が覗けるカフェでB氏にその話をしました。
「丘に木?何を言っているんだい。そんな木どこにも無いじゃないか」
B氏は辺りを見回して答えました。
いや、見えているじゃないか。とA氏。
一向に二人の主張は噛み合いません。
そこに遅れてC氏がやってきました。
二人は我先にと事情を説明しC氏の答えを待ちました。
「悪いがそんな木は私も見えない。」とC氏。
落胆するA氏。でもどうしても納得ができません。
なんせ目の前でハッキリと見えているのです。
A氏は店員を呼び止め事情を説明し意見を求めました。
店員は指さされた方角を見ながら困惑してしまいました。
「お客様。失礼ですが視力はいくつですか?」
意表を突かれたA氏は一瞬間をあけて
「78.5だ。最近少し悪くなったがな。」
A氏はその木をとても気に入っており自分を見守る存在だと信じ愛していました。
ある日、テラスから木が覗けるカフェでB氏にその話をしました。
「丘に木?何を言っているんだい。そんな木どこにも無いじゃないか」
B氏は辺りを見回して答えました。
いや、見えているじゃないか。とA氏。
一向に二人の主張は噛み合いません。
そこに遅れてC氏がやってきました。
二人は我先にと事情を説明しC氏の答えを待ちました。
「悪いがそんな木は私も見えない。」とC氏。
落胆するA氏。でもどうしても納得ができません。
なんせ目の前でハッキリと見えているのです。
A氏は店員を呼び止め事情を説明し意見を求めました。
店員は指さされた方角を見ながら困惑してしまいました。
「お客様。失礼ですが視力はいくつですか?」
意表を突かれたA氏は一瞬間をあけて
「78.5だ。最近少し悪くなったがな。」
その他
公開:20/09/20 14:26
まずは自分が楽しむこと。
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