101回目のウサギとカメ
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「今日こそ勝つ!」
カメが自信満々に言い放ちました。
「またやるのかい?」
ウサギは呆れ顔です。
このウサギとカメ、これまで100回も競走をしていました。結果はウサギの全勝。ウサギもうんざりです。
「今日のオレは一味違うぜ」
カメはそう言いながら背負っている甲羅を見せました。
「いかついね。そんな重そうな甲羅を背負って走れるのかい?」
ウサギは鼻で笑いました。
「真の力を見せてやる。さぁ、位置につけ!」
こうして101回目の競走が始まりました。
ヨーイ、ドン!
号砲と同時にカメがひっくり返り、けたたましいエンジン音が鳴り響きました。なんと甲羅が回転し始めたのです。
カメは回転する甲羅に乗り、すごい勢いで走り出しました。
「反則だ……勝てっこない」とウサギも呆然です。
しかしカメは負けました。
甲羅が横回転だったため、まっすぐ走ってたはずが、いつの間にかスタート地点に戻っていたのでした。
カメが自信満々に言い放ちました。
「またやるのかい?」
ウサギは呆れ顔です。
このウサギとカメ、これまで100回も競走をしていました。結果はウサギの全勝。ウサギもうんざりです。
「今日のオレは一味違うぜ」
カメはそう言いながら背負っている甲羅を見せました。
「いかついね。そんな重そうな甲羅を背負って走れるのかい?」
ウサギは鼻で笑いました。
「真の力を見せてやる。さぁ、位置につけ!」
こうして101回目の競走が始まりました。
ヨーイ、ドン!
号砲と同時にカメがひっくり返り、けたたましいエンジン音が鳴り響きました。なんと甲羅が回転し始めたのです。
カメは回転する甲羅に乗り、すごい勢いで走り出しました。
「反則だ……勝てっこない」とウサギも呆然です。
しかしカメは負けました。
甲羅が横回転だったため、まっすぐ走ってたはずが、いつの間にかスタート地点に戻っていたのでした。
その他
公開:20/09/19 14:14
まったり。
2022年…3本
2021年…12本
2020年…63本
2019年…219本
2018年…320本 (5/13~)
壬生乃サル(MiBU NO SARU)
Twitter(@saru_of_32)
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