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こんな夢を見た。
私は旅人だった。相棒のテナガブタと共に、西に向かって旅を続けていた。
ある日の暮方、私は街を見つけた。今日はあそこで宿を探そう。
宿はすぐに見つかった。日は既に暮れていた。
主人から鍵を渡された後、「今日はお祭りだよ。」と言われたので、少し散歩することにした。

外は閑散としていた。何やら怪しげな臭いが漂っているだけで、他は何もなかった。
本当にお祭りなのか?
不意に空を見た。
三日月が薬中の目つきでこちらを睨みつけていた。
私は驚いて視線を落とした。
そこはパレードだった。
羽のついた達磨、人もいた、空はビリビリに破れてしまった、地面も何やら弱酸性のヨイトマケがゆらゆら零れ落ちていくようである、地平線はとうの昔に死んだよ、電飾パラリや赤青黄色のフルコースじみたお節介、やーい千年坊主、とっくの昔に終わったよおぉい。
目覚めると、朝だった。
公開:20/09/18 09:17

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