限界を迎えた気持ち

4
3

その時、心の中の我慢が風船かのように破裂した。湧き出してきた「恐怖」という感情は、瞬く間に身体全体を呑み込んでいく。
訳も分からずに迎えた一つの限界。身体に力が入らなくなるという現象は起きていたものの、ずっとでは無かった。
私の認識が甘かった、私の中でずっと助けを求めていた声に気付いてあげる事が出来なかった。
後悔の先に溢れ出すこれからへの不安。これからどうしよう?と考えても答えは暗闇の中。
答えのないトンネルがずっと続き、今もなお私はそのトンネルから抜け出す事が出来ていない。
いつの間にか消えた笑み、そして「楽しい」という感情。生きがいを無くした毎日はとても苦しく、心に劣等感を植えつけて行く。
知り合いは夢に向かって進み、親族は医療への道へ。

誰もが進んでいる中で私は一体何が出来るのだろうか。
今日もトンネルを彷徨いながらその答えを探す…
その他
公開:20/09/18 01:14

勇と申します。
まずは書く楽しさを取り戻したいと思ってます。
ゆっくりと考えを変えていきます。
最近は気まぐれに更新中です。

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容