13
8
「日本人は花見をしたり月見をしたりします。とても風流です。最近では、滝の音を入れる場所の設置数も各地で増えているそうです。」
留学生のエリックの日本語は、教科書からそのまま出てきたような日本語だ。
「滝の音?知らなかった。」
雅が言い終える間もなく、エリックは熱い誘いの言葉をかける。
「では、雅くんも一緒に探しに行きませんか。どんな場所に滝の音を入れておくのか気になります。一緒に探したら、きっと楽しいでしょう!」
と、そんな流れで、雅とエリックは一緒に散歩に出かけたのだった。公園、河川敷、繁華街、神社、森。ところが、朝から歩き続けてもう夕闇が迫る時間だというのに何も見つからない。もう歩きたくない、帰りは電車にしようと駅に向かうと、トイレの方から女性の声のアナウンスが聞こえてきた。
「タキノー トイレ デス」
留学生のエリックの日本語は、教科書からそのまま出てきたような日本語だ。
「滝の音?知らなかった。」
雅が言い終える間もなく、エリックは熱い誘いの言葉をかける。
「では、雅くんも一緒に探しに行きませんか。どんな場所に滝の音を入れておくのか気になります。一緒に探したら、きっと楽しいでしょう!」
と、そんな流れで、雅とエリックは一緒に散歩に出かけたのだった。公園、河川敷、繁華街、神社、森。ところが、朝から歩き続けてもう夕闇が迫る時間だというのに何も見つからない。もう歩きたくない、帰りは電車にしようと駅に向かうと、トイレの方から女性の声のアナウンスが聞こえてきた。
「タキノー トイレ デス」
公開:20/09/16 07:36
更新:20/09/16 07:38
更新:20/09/16 07:38
初投稿は2020/8/17。
SSGで作品を読んだり書いたり読んでもらえたりするのは幸せです。趣味はほっつき歩き&走り(ながらの妄想)。
ログインするとコメントを投稿できます