車のサイレン音

チコちゃんで緊急車両のサイレン音の成り立ちを放送していたが、昔は皆同じであったのが区別が付かず不都合も発生し、今はピーポは救急車、消防車はウーカンカン、パトカーはウーウーとなったと。

一般車両の人々も感情をサイレン音で表しながら走行出来る車を、メーカーは新発売した。運転席にある感情ボタンを選択し鳴らしながら走行出来る。
楽しい時はウキウキ、ワクワクボタンを、怒れる時はイライラ、ムカムカボタンを、悲しい時はシクシク、ワーンワーンボタンを押す。
回りの車もそれを聞き注意したり楽しくなったりする。
暫くすると皆がサイレン音を流し出し、お互いに混戦し識別も難しく同時に、道路を歩行中の人々や沿道の家々からも喧しいと文句も出て、正しく騒音公害となった。

当局はサイレン音は緊急車両に限る事を徹底し、それ以外の無断装着は厳罰となった。慌てて自動車メーカーも無料で装置撤去工事を行うことを発表した。