消えないお前(1)夢

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俺は久しぶりに妻と手を取り合って、高級店街でショッピングを楽しんでいる。妻は若く、美しく、明るく、俺を愛している。俺はそっと妻の頬に唇を近づけた。

急に眩しい光が襲った。俺は目が覚めた。

「夢の内容を教えてくれ」精神科技師が言った。
「いつもと同じだよ。特に何も変わってない」
「ふむ。肝心の神経がつながってないな。これ以上は無理か」

俺は妻を思い出す。子供ができないことを分かっていて結婚した。幸せだった。しかし酷いエアクラフト事故で妻は死んだ。
俺はそのショックで神経の一部が焼き切れたのだ。再生のための培養は終わっている。

「1本だけつなぎましょうか?」白衣の男が言う。「本当か?」
「ええ、その1本で過去の記憶の1部が蘇ります」俺は了承した。
その1本は俺に地獄の苦しみを味あわせた。飛び散る機体、そして工作した俺。
ミステリー・推理
公開:20/09/12 10:10

わんにゃん( 大阪・京都 たまに東京 )

人生3度目の小説への挑戦です。最初は中高生の時でした。

R2.8.29 初めての利用から数日ですが、コメントされる喜びとコメントする楽しさが分ってきました。こじんまりとしたSNSみたいでいい雰囲気ですね。

フォロー返しは必ずします。コメント返しもします。

【入院】10.29(木)から心臓冠動脈バイパス術で入院します。術日は11.2(月です。
【手術】成功しました。皆様からの応援の賜物と厚く感謝申し上げます。心臓ICUから通信許可出ましたv
【退院】11.14(土)退院。応援有難うございます。ご心配おかけしました。
【他サイト】エブリスタhttps://estar.jp/users/581438913

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