『はるばる先へ』 宇宙鳥
2
4
銀河を群れで旅する生命体、宇宙鳥。
それは悠久の時をかけてはるばる広大な宇宙の闇を旅して、惑星の輝きを見つけてそこで羽を一時休めるという。
ある青い惑星を見つけた宇宙鳥の一団。
あそこは良さそうじゃない?
一羽が言うと皆が賛同した。
それから地球に接近すると
ではまた逢おう、友よ。
と言い合い、宇宙鳥たちは方々に散って大気に突入した。
一組の男女が、膨らんだ腹をさすって夜空を見上げた。
そして地球に降ってきた美しい流星をみた。
「あ!今おなかの中が動いたわ!」
「そうか、無事に生まれるといいが」
やがてその子が生まれた。それは宇宙鳥たちの新しい命の始まりでもあった。
彼らの生態は、かつて宇宙を旅した多くの仲間たちと再び出逢うためにその星で生まれること。
はるばる旅した先で、また共に過ごし、笑いあうために。
そして今夜もまた、幾千もの流星が青い惑星に舞い降りる。
再び出逢う奇跡を願って。
それは悠久の時をかけてはるばる広大な宇宙の闇を旅して、惑星の輝きを見つけてそこで羽を一時休めるという。
ある青い惑星を見つけた宇宙鳥の一団。
あそこは良さそうじゃない?
一羽が言うと皆が賛同した。
それから地球に接近すると
ではまた逢おう、友よ。
と言い合い、宇宙鳥たちは方々に散って大気に突入した。
一組の男女が、膨らんだ腹をさすって夜空を見上げた。
そして地球に降ってきた美しい流星をみた。
「あ!今おなかの中が動いたわ!」
「そうか、無事に生まれるといいが」
やがてその子が生まれた。それは宇宙鳥たちの新しい命の始まりでもあった。
彼らの生態は、かつて宇宙を旅した多くの仲間たちと再び出逢うためにその星で生まれること。
はるばる旅した先で、また共に過ごし、笑いあうために。
そして今夜もまた、幾千もの流星が青い惑星に舞い降りる。
再び出逢う奇跡を願って。
ファンタジー
公開:20/09/12 20:15
はじめまして~。
いつだって初心で、挑戦者のこころでぶっ込みたい素人モノ書きです。
沢山の方々に支えられ、刺激を与えられ、触発されて今日ももちょもちょ書いております。
一人だけでは生み出せないモノがある。
まだ見ぬステキな創造へ、ほんの少しずつでも進んでいきたい。
ショートショートというジャンルに触れる切っ掛けをくださった、
月の音色と大原さやかさんを敬愛し感謝しております。
興味をもって読んでくださる全ての方にも、ありがとうございます~^^
ログインするとコメントを投稿できます