告白

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縄文時代のニホンの告白は家の前で名前を呼ぶだけだったのだとか。
ニホンジンのある男は流れ星を掴みとり、指輪にしてプロポーズした。
「どうか僕と結婚してください」
「あれ?これ星くず?昔流行ったけどね、こんなのもう流行んないわよ。今はね、月のカケラを持ってくるのがロマンチックなのよ。そのうち毎日三日月になるってね」
彼女はマリッジブルーになっていた。彼と結婚したら今いる木星から火星に移り住まなければならない。
同じニホンの管轄地域とはいえ、家族と離れるのは心細かった。
「分かった。必ず月のカケラを持ってくるよ。それで心を決めてくれるかい?」
3ヶ月後、彼は月のカケラの指輪を彼女に渡した。身に付けると、月のカケラは眩く光った。
太陽の光を反射した月の光は暖かかった。
「ずっと見守ってくれるのね」
彼女は心を決めた。
ファンタジー
公開:20/09/07 21:35
更新:21/01/22 12:54

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