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こういう時間を幸せっていうのかなぁ。駿がむいてくれた梨はシャキシャキして水水しく、口から果汁が溢れてきそうだ。結婚して1年、駿は素敵な夫だが困ったことに筋金入りの「ぱなし」だ。ドアを開けたら開けっぱなし、靴を脱いだら脱ぎっぱなし。それでも京子は駿を愛おしく思う。ゴソゴソゴソ。その晩も玄関から音がした。駿が夜中にベッドから抜け出して、脱ぎっぱなしにした靴を揃えているんだろう。
駿の実家から送られてきた梨があまりに美味しかったので、お弁当にも入れようとして箱を見ると「槍派梨」と書いてあった。あ、そうか!京子はマジックで梨の名前をちょっと書き直してから、1つとってお弁当に入れた。
その晩、会社から帰った駿を京子が出迎えると、玄関で綺麗に靴を揃えているではないか!
「立派梨ゅん!」
嬉しくて駆け寄ると、駿は何食わぬ顔でリビングに進み、ソファに置きっぱなしになっている洗濯物を黙々とたたみ始めた。
駿の実家から送られてきた梨があまりに美味しかったので、お弁当にも入れようとして箱を見ると「槍派梨」と書いてあった。あ、そうか!京子はマジックで梨の名前をちょっと書き直してから、1つとってお弁当に入れた。
その晩、会社から帰った駿を京子が出迎えると、玄関で綺麗に靴を揃えているではないか!
「立派梨ゅん!」
嬉しくて駆け寄ると、駿は何食わぬ顔でリビングに進み、ソファに置きっぱなしになっている洗濯物を黙々とたたみ始めた。
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公開:20/09/08 02:31
更新:20/09/08 05:21
更新:20/09/08 05:21
初投稿は2020/8/17。
SSGで作品を読んだり書いたり読んでもらえたりするのは幸せです。趣味はほっつき歩き&走り(ながらの妄想)。
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