タイムスリットの脅威(2)異変 ~タイムダイバーシリーズ~

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異変が起こったのは紀元ゼロ年だ。
時空線にトラブルが発生したのだ。しかし自動停止は効かなかった。
アマテラスの消滅寸前に、AIタイマーが異常を見つけた。
俺は反射的に手動停止させた。

「タイムスリットが発生してるわ」ココが言った。
「幅はどれぐらいだ?」
「1日ね。24時間丁度よ」
時空連続体の一点が特異点化して、その近傍と共に切断されたのだ。
タイムシップはこのスリットを潜り抜けられない。タイムリープできないのだ。
古代エジプトへは行けなくなった。

「またお前達か」聞き覚えのある声が脳に響いた。
映像はあの西暦3000年のタイムパトロールだ。
「あの時は一杯食わされたよ」
「なに、ちょっとした手品さ」

「ところで、時空線が変わったのか?」俺は尋ねた。
「別の時空線だな。こいつは我々も把握していない」
新たに出現した時空線のようだ。
俺たちはその中に入り込んだのだった。
SF
公開:20/09/06 20:28
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わんにゃん( 大阪・京都 たまに東京 )

人生3度目の小説への挑戦です。最初は中高生の時でした。

R2.8.29 初めての利用から数日ですが、コメントされる喜びとコメントする楽しさが分ってきました。こじんまりとしたSNSみたいでいい雰囲気ですね。

フォロー返しは必ずします。コメント返しもします。

【入院】10.29(木)から心臓冠動脈バイパス術で入院します。術日は11.2(月です。
【手術】成功しました。皆様からの応援の賜物と厚く感謝申し上げます。心臓ICUから通信許可出ましたv
【退院】11.14(土)退院。応援有難うございます。ご心配おかけしました。
【他サイト】エブリスタhttps://estar.jp/users/581438913

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