還ってきた月亀さん 〜月は亀(2)〜

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地球を去った月は小惑星帯に行っていた。
10億年ぶりに月亀さんとして目覚めた月は小惑星を食べていたのだ。

お腹の膨れた月亀さんは生まれ故郷の地球に還ろうとした。
だが、勢いがつきすぎていた。
少し方向音痴の月亀さんは、地球の近くを通り過ぎて太陽に向かってしまった。
太陽に近付きすぎた月亀さんは気付いて反転したが、お尻が高温になった。
「あちちちち!」と叫んだが真空なので大声は出なかった。

月亀さんは地球を見つけてその周囲を回りながら速度を緩めていった。
地球からはぐるぐる回る月が見えた。
月亀さんは無事に元の軌道の元の位置に戻った。

「あれ、変だな?」と皆思った。昔の月と違う。
月亀さんは裏表を間違えていたのだ。
月亀さんも気付いて「よっこらしょ」とひっくり返った。

でも、首と手足と尻尾を出したままなので、丸い亀だった。
人々は戻ってきた月に安心し、愛情を込めて月亀さんと呼んだ。
SF
公開:20/09/06 17:42
更新:20/09/06 21:43
帰還 月亀 月は亀

わんにゃん( 大阪・京都 たまに東京 )

人生3度目の小説への挑戦です。最初は中高生の時でした。

R2.8.29 初めての利用から数日ですが、コメントされる喜びとコメントする楽しさが分ってきました。こじんまりとしたSNSみたいでいい雰囲気ですね。

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【入院】10.29(木)から心臓冠動脈バイパス術で入院します。術日は11.2(月です。
【手術】成功しました。皆様からの応援の賜物と厚く感謝申し上げます。心臓ICUから通信許可出ましたv
【退院】11.14(土)退院。応援有難うございます。ご心配おかけしました。
【他サイト】エブリスタhttps://estar.jp/users/581438913

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