チキン・レース

決勝に残った２名の勇者。激辛チキンライス王者の栄冠はどちらに輝くのか。サルサ、コチュジャン、ハラペーニョ、並みいる挑戦者が挑み、呻きつつ崖から墜落。本命視されていた麻―ライオンさえ、火を噴いて倒れた。
準決勝で出たライスに５滴分の追いタバスコ。先に匙を投げた方が敗者。
キーン。闘いが始まった。デーモンブロイラーは一匙、一匙、着実にライスの山を崩していく。仮面の下の表情は読めないが、「俺をコケにするな」オーラが横溢。対するコーチン、ささ身をものともせずに、ライスを口に運ぶ。両者一歩も譲らない。我々も総身トリハダです。
おっと、コーチンここでギブか。ギブです。審判がブロイラーの手を上げて、勝利宣言。
そこへ白衣の一団が登場。「ドーピングが発覚。ブロイラーの検体から胃鳥薬が検出されました」薬物に頼るとは臆病な。
コーチンが繰り上げ優勝し、チキンレースクイーンとして、脚線美を惜しみなく披露した。