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マリは眠りから覚めた。
「実体化が終わったのね」
白衣の人物が頷いた。
部屋にはマリそっくりの女が二人いた。
一人は弱々しげに剣を持っていた。マリの中の自分だ。
一人は千手観音のような腕を持ち千本の剣が握られていた。マリの中の他人だ。
マリが剣を握ると三人は広場に向かった。
『うまく組めるかしら』マリに不安がよぎった。
戦いは熾烈を極めた。
弱いマリと共闘を組んだマリは千手のマリの半分を無力化した。
更に1/4を無力化した時背中に激痛が走った。
振り返ると弱いマリが震えながらマリの背中を刺していた。
「なぜ?」
「許して。あなたを勝たせるわけにはいかないの」
マリは短い逡巡の後、弱いマリを一刀両断した。背後から千手のマリの剣が多数襲いかかる。
それらを一掃し、千手のマリの心臓に剣を突き立てると彼女は両膝をついた。
マリの勝利だった。
こうして自分との戦いに勝ったマリは決勝戦を迎えた。
「実体化が終わったのね」
白衣の人物が頷いた。
部屋にはマリそっくりの女が二人いた。
一人は弱々しげに剣を持っていた。マリの中の自分だ。
一人は千手観音のような腕を持ち千本の剣が握られていた。マリの中の他人だ。
マリが剣を握ると三人は広場に向かった。
『うまく組めるかしら』マリに不安がよぎった。
戦いは熾烈を極めた。
弱いマリと共闘を組んだマリは千手のマリの半分を無力化した。
更に1/4を無力化した時背中に激痛が走った。
振り返ると弱いマリが震えながらマリの背中を刺していた。
「なぜ?」
「許して。あなたを勝たせるわけにはいかないの」
マリは短い逡巡の後、弱いマリを一刀両断した。背後から千手のマリの剣が多数襲いかかる。
それらを一掃し、千手のマリの心臓に剣を突き立てると彼女は両膝をついた。
マリの勝利だった。
こうして自分との戦いに勝ったマリは決勝戦を迎えた。
ファンタジー
公開:20/09/03 18:32
更新:20/09/03 22:55
更新:20/09/03 22:55
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空想競技
人生3度目の小説への挑戦です。最初は中高生の時でした。
R2.8.29 初めての利用から数日ですが、コメントされる喜びとコメントする楽しさが分ってきました。こじんまりとしたSNSみたいでいい雰囲気ですね。
フォロー返しは必ずします。コメント返しもします。
【入院】10.29(木)から心臓冠動脈バイパス術で入院します。術日は11.2(月です。
【手術】成功しました。皆様からの応援の賜物と厚く感謝申し上げます。心臓ICUから通信許可出ましたv
【退院】11.14(土)退院。応援有難うございます。ご心配おかけしました。
【他サイト】エブリスタhttps://estar.jp/users/581438913
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