110Mハードル
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私は風のようにハードルを飛び越えた。左足を素早く抜こうとした時に、私の左足首をハードルが掴んだ。そのまま私はトラックに倒れた。
「もっと強く!」
ハードルは私を牽制しながら、再度目の前に立ちはだかった。
「さぁ、早く飛んで!私を!」
私はピョンとハードルを飛び超えた。今度は足が引っかかってガタンとハードルが倒れた。
「そう!もっと激しく!」
ピョン、ガタタタン。
「まだ!」
ビョン、ガタタタタタン。
「まだまだ!」
ビギョン、ガタタタタタタタン。
「まだまだまだ!」
もはやどうして良いのかわからなくなり、ハードルに頭からタックルを仕掛けた。ハードルは3m先に吹っ飛んだ。
「それよ、それ!最高!」
タックルの痛みで快楽に震えるハードルに対して、私はゴミを見るような視線を送った。そして再びゴールを見つめた。
あと109台のハードルが私の調教を待ち焦がれていた。
「もっと強く!」
ハードルは私を牽制しながら、再度目の前に立ちはだかった。
「さぁ、早く飛んで!私を!」
私はピョンとハードルを飛び超えた。今度は足が引っかかってガタンとハードルが倒れた。
「そう!もっと激しく!」
ピョン、ガタタタン。
「まだ!」
ビョン、ガタタタタタン。
「まだまだ!」
ビギョン、ガタタタタタタタン。
「まだまだまだ!」
もはやどうして良いのかわからなくなり、ハードルに頭からタックルを仕掛けた。ハードルは3m先に吹っ飛んだ。
「それよ、それ!最高!」
タックルの痛みで快楽に震えるハードルに対して、私はゴミを見るような視線を送った。そして再びゴールを見つめた。
あと109台のハードルが私の調教を待ち焦がれていた。
その他
公開:20/09/02 13:07
更新:20/09/07 08:48
更新:20/09/07 08:48
空想競技
たらはかに
https://twitter.com/tarahakani
猫ショートショート入選 「猫いちご ・練乳味」
渋谷ショートショート入選 「スク・ラブラブ・ランブル交差点(哀)」とか。
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