働かずに食う
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ロボットや人工知能による効率化の爆発は人類に革命をもたらした。
週一労働、週六休み。資本主義も社会主義もない世界。
人類は毎日余暇を過ごす。
日本に住む朝霧タカシも、休みまくっていた。
「もう飽きたな」
「そだね」友人も同意していた。
ほぼ毎日顔を合わせ、憂鬱である。二人は、朝霧家のリビングでゴロゴロしていた。
「次の出勤日、いつよ?」
「明日」友人は微笑む。
「マジかよ。超羨ましい!」
「だろ。マシュマロの訪問販売だってさ」
と、そこでニュースが流れる。
『速報です!』キャスターは興奮気味だ。『ロボットによる外宇宙開拓が成功しました!』
「スゲー」朝霧は嘆息する。
『外宇宙では仕事も盛りだくさん! ……つまり、人類に週六労働が復活する可能性が出てきます!』
「まじかァ」友人もうなづく。
朝霧は考えた。
週六で働いて、一日休むのか。
ふぅん。
「……それもやだな」
週一労働、週六休み。資本主義も社会主義もない世界。
人類は毎日余暇を過ごす。
日本に住む朝霧タカシも、休みまくっていた。
「もう飽きたな」
「そだね」友人も同意していた。
ほぼ毎日顔を合わせ、憂鬱である。二人は、朝霧家のリビングでゴロゴロしていた。
「次の出勤日、いつよ?」
「明日」友人は微笑む。
「マジかよ。超羨ましい!」
「だろ。マシュマロの訪問販売だってさ」
と、そこでニュースが流れる。
『速報です!』キャスターは興奮気味だ。『ロボットによる外宇宙開拓が成功しました!』
「スゲー」朝霧は嘆息する。
『外宇宙では仕事も盛りだくさん! ……つまり、人類に週六労働が復活する可能性が出てきます!』
「まじかァ」友人もうなづく。
朝霧は考えた。
週六で働いて、一日休むのか。
ふぅん。
「……それもやだな」
SF
公開:20/09/01 20:35
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