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「最近どうもついてない」そう思っていた彼。ある朝、いつもは見ないテレビの占いコーナーを見た。「きょうのラッキーアイテムは飴です」。彼、すがる思いで会社への行きがけにコンビニに寄って飴を数袋買って行った。
「これで運が向くといいな」と思ったが、突然上司から「この企画、明日朝までにまとめてくれ」と命令されてしまった。
「簡単に言ってくれるよ……ついてない」彼は夜になっても、企画まとめに四苦八苦していた。
一人残って机の上の飴を嘗める。
「ラッキーは来たらず、か」
巡回してきた警備のおじさんにも飴を分けてあげると、喜んで持って行った。
周りの電気は消して、ぽつんとしたライトの下でキーを叩いて書類を作り続けている彼のところへ、
「手伝うわよ」そう言って来たのは同僚の坂井ミズキだった。彼女のおかげでいい企画書が出来、翌日はうまくいった。
彼女、高校時代みんなから「ミルキー」と呼ばれていたのだ。
「これで運が向くといいな」と思ったが、突然上司から「この企画、明日朝までにまとめてくれ」と命令されてしまった。
「簡単に言ってくれるよ……ついてない」彼は夜になっても、企画まとめに四苦八苦していた。
一人残って机の上の飴を嘗める。
「ラッキーは来たらず、か」
巡回してきた警備のおじさんにも飴を分けてあげると、喜んで持って行った。
周りの電気は消して、ぽつんとしたライトの下でキーを叩いて書類を作り続けている彼のところへ、
「手伝うわよ」そう言って来たのは同僚の坂井ミズキだった。彼女のおかげでいい企画書が出来、翌日はうまくいった。
彼女、高校時代みんなから「ミルキー」と呼ばれていたのだ。
その他
公開:20/06/20 16:15
読んでいただきありがとうございます。(・ω・)/
ここに投稿する以外にも、自分のブログに同時掲載しているときがあります。
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