真夜中のコンビニ

ねえ、覚えていますか。わたしがあなたに初めて出逢った時の事を。
わたしが小学生の時に父に連れられて行った夜の社交場であなたに出逢ったのでしたね。
あなたは誰からも好かれる人気者で、わたしにはあなたが光輝いて見えました。
だからこそ、人見知りの私には近づき難い存在でもありました。
でも、あなたはわたしのそんな気持ちをお構いなしに私の心にズカズカ土足で入ってきました。最初はなんて失礼な奴なんだろうと思いましたが、それがあなたの優しさだったのだと今なら分かります。
あなたはわたしが困っているといつも何も言わず手を差し伸べてくれた。
そして、わたしの知らないいろんな事を私に教えてくれました。
気付けば、わたしはあなたの事を好きになっていました。
まだ、あなたに好きだって告白をした事はないけどお互い気持ちは一緒だといいな。でも、あなたは誰にでも優しいから。

また、あなたに逢いに行っても良いですか。