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そうして私たちは暫の間、牧場の上をぐるりと飛んでいた。
そのうち、より早く飛ぶコツが分かってきて、私はクロールでスピードを上げて一人でぐるぐると飛んだ。
そんな時、ふと眼下で泣いているひとりの女の子の存在に気がついた。
側に両親らしき人たちがいて、必死に宥めているが泣き止む気配がない。
私は心配になって、その女の子の近くに降りて行った。
「どうして泣いてるの?」
「わたしもとびたいのに、パパとママがゆるしてくれないの…」
確かに、未就学児の飛行は許可してないことは注意書きに書かれていた。両親はそれを言い聞かせていたのだ。
私はふと思い付いた。ここは雲ヒツジの力を借りよう!そして再び全速力で、雲ヒツジの元へと泳いだ。
『お願いがあるんだけど…』
数分後、空には大きな虹がかかっていた。
仲間の降水雲ヒツジをここに連れてきてもらったのだ。
それを見て泣き止んだ女の子の涙は、七色に光っていた。
そのうち、より早く飛ぶコツが分かってきて、私はクロールでスピードを上げて一人でぐるぐると飛んだ。
そんな時、ふと眼下で泣いているひとりの女の子の存在に気がついた。
側に両親らしき人たちがいて、必死に宥めているが泣き止む気配がない。
私は心配になって、その女の子の近くに降りて行った。
「どうして泣いてるの?」
「わたしもとびたいのに、パパとママがゆるしてくれないの…」
確かに、未就学児の飛行は許可してないことは注意書きに書かれていた。両親はそれを言い聞かせていたのだ。
私はふと思い付いた。ここは雲ヒツジの力を借りよう!そして再び全速力で、雲ヒツジの元へと泳いだ。
『お願いがあるんだけど…』
数分後、空には大きな虹がかかっていた。
仲間の降水雲ヒツジをここに連れてきてもらったのだ。
それを見て泣き止んだ女の子の涙は、七色に光っていた。
ファンタジー
公開:20/06/19 14:01
更新:20/06/25 00:43
更新:20/06/25 00:43
ショートショート創作ドリル
ストーリー05 雲ヒツジ
日本語が好き♡
18歳の頃から時々文章を書いています。
短い物語が好きです。
どれかひとつでも誰かの心に届きます様に☆
感想はいつでもお待ちしています!
宜しくお願い致します。
こちらでは2018年5月から書き始めて、2020年11月の時点で300作になりました。
これからもゆっくりですが、コツコツと書いていきたいと思います(*^^*)
2019年 プチコン新生活優秀賞受賞
2020年 DJ MARUKOME読めるカレー大賞特別賞受賞
2021年 ベルモニー縁コンテスト 入選
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