真夜中のコンビニ

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真夜中のコンビニに美女がやって来た。
「おい、見てみろよ。あれ」
(ははん、私の事を噂しているのね。まあ、仕方ないわよね。私って美人だから。私の姿を見れた事を光栄に思いなさい。そして、世の男どもは私に跪き、崇めたてるが良いわ)
「何て素晴らしいボディーなんだ」
「そうよ。私の体はボンッ、キュッ、ボーンのナイスボディ―なのよ。毎日、エステとジムへ行って体を絞っているんだから」
「あの足、見てみろよ」
(勿論、顔や体だけじゃないわ。足元にも気を使っているのよ。まあ、淑女の嗜みってやつね。去年なんかミスインターナショナルで優勝したんだから)
「スゲ~よな。マジで」
(ふふ~ん、もっと私を褒めなさい)
「マジですげ~よ。あのガンダム」
(はいっ?)
彼らの視線の先にはライトアップされた等身大のガンダムが立っていた。
(く~、悔しい。私を差し置いて目立つなんて。私もあんなビッグスターになってやる)
公開:20/06/19 13:31
更新:20/06/19 14:57

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