趣味の隣人たち
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私はいま趣味の部屋にいる。誰にも邪魔されない部屋、と言いたいところだがそうではない。隣人たちが騒がしい。今日は仕事のヤツがひどい。明日の報告資料をどうするとか、こないだのミスが思ったより深刻かもしれないとか騒いでいる。
私は、部屋の窓を閉めた。仕事のヤツの騒ぎはなおも聞こえていたが、しばらく趣味に集中しようと努めた。なんとか没頭できた。
仕事のヤツは、まだ騒いでいた。明日になったらそっちに行ってやるから、大人しくしていてくれ。
しばらくすると、今度は家族の部屋が階下から私を呼ぶ。やれやれ。私は家族の部屋に行き、小さな息子の遊び相手をしつつ妻の話し相手になった。
夜が明けて月曜日。私は身支度を整え、仕事の部屋に入った。あれこれ騒いでいた心配ごとは、大したものではなかった。私はほっと胸を撫で下ろし、趣味の部屋について考えた。
あの部屋は騒音に弱すぎる。何か強力な防音装置はないものか、と。
私は、部屋の窓を閉めた。仕事のヤツの騒ぎはなおも聞こえていたが、しばらく趣味に集中しようと努めた。なんとか没頭できた。
仕事のヤツは、まだ騒いでいた。明日になったらそっちに行ってやるから、大人しくしていてくれ。
しばらくすると、今度は家族の部屋が階下から私を呼ぶ。やれやれ。私は家族の部屋に行き、小さな息子の遊び相手をしつつ妻の話し相手になった。
夜が明けて月曜日。私は身支度を整え、仕事の部屋に入った。あれこれ騒いでいた心配ごとは、大したものではなかった。私はほっと胸を撫で下ろし、趣味の部屋について考えた。
あの部屋は騒音に弱すぎる。何か強力な防音装置はないものか、と。
その他
公開:20/06/19 08:57
面白かった、と読後に思っていただけるようなお話を目指していきます。
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