四つ辻のまじない
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寝苦しくて起きた俺は渇いた喉を潤そうとするが、飲み物は何もない。
「お茶、今から沸かしても飲めねーしな。」
仕方ない、と近くのコンビニまで歩くことにした。
この季節でも、夜中の2時ごろは少し涼しい。
交差点を4つほど曲がった先の角にある、見慣れたコンビニ。
いつもの入店音を聞き流し、飲み物と夜食、アイスを数点持ってレジに向かう。
「おや、お兄さん、あまり見ない顔だね。」
店員が言った。
「まあ、この時間にはあまり来ませんからね。」
「そうですか。お気を付けてくださいね。夜中の道は危ないですから。」
含みのある表現をする店員からお釣りを受け取り、帰路に着く。
店から出て最初の交差点で俺は背中に寒気を感じた。
ちゃりん
思わず5円玉を落としたがどこに行ったか見当たらない。
仕方ない、と諦めて少し蒸し暑い道で足を家に向ける。
「お金を落として運が良かった。四辻は色んな場所に繋がりますからねぇ…」
「お茶、今から沸かしても飲めねーしな。」
仕方ない、と近くのコンビニまで歩くことにした。
この季節でも、夜中の2時ごろは少し涼しい。
交差点を4つほど曲がった先の角にある、見慣れたコンビニ。
いつもの入店音を聞き流し、飲み物と夜食、アイスを数点持ってレジに向かう。
「おや、お兄さん、あまり見ない顔だね。」
店員が言った。
「まあ、この時間にはあまり来ませんからね。」
「そうですか。お気を付けてくださいね。夜中の道は危ないですから。」
含みのある表現をする店員からお釣りを受け取り、帰路に着く。
店から出て最初の交差点で俺は背中に寒気を感じた。
ちゃりん
思わず5円玉を落としたがどこに行ったか見当たらない。
仕方ない、と諦めて少し蒸し暑い道で足を家に向ける。
「お金を落として運が良かった。四辻は色んな場所に繋がりますからねぇ…」
ホラー
公開:20/06/18 05:57
趣味で昔から物書きをのんびりやってます。
過去に書いたもの、新しく紡ぐ言葉、沢山の言の葉を残していければと思います。
音泉で配信されているインターネットラジオ「月の音色 」の大ファンです。
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