小さな駅の待合所
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目を覚ますと駅のホームにいた。
「やっと起きた」
母が切符を手に笑みを浮かべている。
「久しぶりの遊園地だ。はしゃぎ疲れたんだろう」
父も切符を手に笑っている。その表情からは一切の疲れを感じなかった。さっきまで凄く辛そうに運転していたのに…
そうだ!車!車はどうしたの?何で駅にいるの?
「故障しちゃってさ。汽車で帰る事にしたんだ」
そうなんだ…なら、私お弁当買ってくる。お腹空いちゃった。
私は椅子から立ち上がると今いる駅の向こう、線路を越えた場所にあるコンビニへと走った。
私が線路を越えるとすぐに遮断機が下りた。向こう側、父母は困った顔で立ち竦む。
「先生!女の子が目を覚ましました!」
あれ…?私さっきまで駅にいたはずなのに…何で病院にいるの?
「君達家族は事故に遭ったんだ…そして君だけ助かった」
父の居眠り運転が原因だと聞かされた。
両親の遺体を確認する。その手には切符が握られていた。
「やっと起きた」
母が切符を手に笑みを浮かべている。
「久しぶりの遊園地だ。はしゃぎ疲れたんだろう」
父も切符を手に笑っている。その表情からは一切の疲れを感じなかった。さっきまで凄く辛そうに運転していたのに…
そうだ!車!車はどうしたの?何で駅にいるの?
「故障しちゃってさ。汽車で帰る事にしたんだ」
そうなんだ…なら、私お弁当買ってくる。お腹空いちゃった。
私は椅子から立ち上がると今いる駅の向こう、線路を越えた場所にあるコンビニへと走った。
私が線路を越えるとすぐに遮断機が下りた。向こう側、父母は困った顔で立ち竦む。
「先生!女の子が目を覚ましました!」
あれ…?私さっきまで駅にいたはずなのに…何で病院にいるの?
「君達家族は事故に遭ったんだ…そして君だけ助かった」
父の居眠り運転が原因だと聞かされた。
両親の遺体を確認する。その手には切符が握られていた。
ホラー
公開:20/06/18 18:52
元・パンスト和尚。2019年7月9日。試しに名前変更。
元・魔法動物フィジカルパンダ。2020年3月21日。話の流れで名前変更。
元・どんぐり三等兵。2021年2月22日。猫の日にちなんで名前変更。
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