枯れる新聞紙
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ある未来の話。
「枯れる新聞紙」
なる物が発明された。読み終わった後、
「読んだ」
と言うと、枯れて土にかえってしまうのだ。また、その土は植物を育てるのに適していたらしく公園などでは色とりどりの花が咲く……此処まで聞くと良い話なのだが、問題は捨てる場所である。アスファルトにうっかり捨てたりすると植物の生命力が強すぎてアスファルトを割ってしまう。
それに、これが一番の問題だが新聞が一回しか読めない。家に持ちかえってもウッカリ、
「読んだ」
と言ってしまうとその場所は何処でも土だらけになってしまう。
悲しいかな、この一世一代の発明はいつしか世間から忘れられるものとなったとさ。
おしまい。
「枯れる新聞紙」
なる物が発明された。読み終わった後、
「読んだ」
と言うと、枯れて土にかえってしまうのだ。また、その土は植物を育てるのに適していたらしく公園などでは色とりどりの花が咲く……此処まで聞くと良い話なのだが、問題は捨てる場所である。アスファルトにうっかり捨てたりすると植物の生命力が強すぎてアスファルトを割ってしまう。
それに、これが一番の問題だが新聞が一回しか読めない。家に持ちかえってもウッカリ、
「読んだ」
と言ってしまうとその場所は何処でも土だらけになってしまう。
悲しいかな、この一世一代の発明はいつしか世間から忘れられるものとなったとさ。
おしまい。
ファンタジー
公開:20/06/18 18:00
新聞、発明、おじゃん
初めまして
ショートストーリーが好きで自分でも書いてみたく
なって入りました。
もし良ければコメントしてくれるとうれしくて飛び跳ねます。
宜しくお願いいたします。
twitter/@min4126
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