真夜中のコンビニ

「それでは聞いて下さい。俺達、真夏の雪だるまの新曲「真夜中のコンビニ」」

ジャ～～ン、ジャジャ～ン
オー、ベイビ、ベイビ、ベイビ
ベイビ、ベイビ、ベイビ、ベイビー
ベイビ、ベイビ、ベイビ、ベイビ
・
・
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ジャ～～ン、ジャジャ～ン

「オ～、センキュー、みんな愛しているぜ」

「彼らの演奏が終わりました。審査員の皆さん、点数の方をお願いします。１点、１０点、１０点、１０点、１０点、合わせて４１点です。田中さん、なぜ、１点を付けたのですか」
「いや、だって、私には彼らがベイビと連呼している様にしか聞こえなかったので」
「何を言っているんだね、田中君。この曲は真夜中のコンビニにうっかり赤ん坊を忘れて来てしまった母親の「早く戻らなきゃ」と言う焦りの感情が良く出た良い曲じゃないか」
「私も先生の意見に同感です」
「私もです」
（ええ～、嘘だろ）「それじゃ、やっぱり１０点で」（納得いかないけど）