馬乗り遊び

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子供達が数人ずつの2チームになり、ジャン拳で負けた方が馬方になり、勝った方が乗り方になる遊びがあった。
馬方は親の股に頭を入れ馬を作り、次の馬は前の馬に頭を突っ込み、両手で前馬の足に掴まり馬のチェインを作る。
乗り方は馬の背に飛び乗り、チーム全員が乗り移ると、馬と乗りての親同士がジャン拳で勝敗をつける。

馬方は膝や手が地面についたり、馬が崩れても即負けとなる。乗る方も馬から落ちれば即負けである。
乗り方の先頭がジャン拳をする時、片手になるので落ちない様にバランスを取るのも難しい。
馬方の親の立位置は建物や樹を背にして、しっかり馬を組み立てる。乗り方は先の者が乗った後に、安定しているかを確認し次が飛び乗る。但し馬を一気に潰しに掛かる時は、全員が助走をして次々に乗りその衝撃で潰す作戦もある。

ある時全員が乗り終わった時、一陣の風が吹き人馬諸共空中に舞い上がり、天馬の如く空中を駆け巡った。
ファンタジー
公開:20/06/16 15:57

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