真夜中のコンビニ
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「あの~これは何ですか」
「あ~、それには決して触っては駄目です。そいつに巻き込まれますよ」
「一体、これは何なんですか。危険物ですか」
「いいえ、それは厄介事ですよ。誰かが触れたり、その事を話題にしない様にあえて棚に上げているのです」
「でも、月末になれば本社の決まりで棚卸しがありますよね」
「そうなんですよ。だから、それが憂鬱で、憂鬱で、今は見たくもないのです」
「そんなに面倒な事なんですか」
「ええ、品質を国際基準に統一するとかで無駄にチェックする書類が多いのです。それなのに本社からは人件費を削るため店長一人だけでやってくれと無理を言ってきます。ああ、やりたくないよ。そもそも日本でしか売らない商品を国際基準に統一する必要性は全く無いのです。日本産のリンゴを外国に持っていたところでそれは日本産であって、日本産が外国産に変わるわけではないのだから」
「まあ、その話は置いといて・・・」
「あ~、それには決して触っては駄目です。そいつに巻き込まれますよ」
「一体、これは何なんですか。危険物ですか」
「いいえ、それは厄介事ですよ。誰かが触れたり、その事を話題にしない様にあえて棚に上げているのです」
「でも、月末になれば本社の決まりで棚卸しがありますよね」
「そうなんですよ。だから、それが憂鬱で、憂鬱で、今は見たくもないのです」
「そんなに面倒な事なんですか」
「ええ、品質を国際基準に統一するとかで無駄にチェックする書類が多いのです。それなのに本社からは人件費を削るため店長一人だけでやってくれと無理を言ってきます。ああ、やりたくないよ。そもそも日本でしか売らない商品を国際基準に統一する必要性は全く無いのです。日本産のリンゴを外国に持っていたところでそれは日本産であって、日本産が外国産に変わるわけではないのだから」
「まあ、その話は置いといて・・・」
公開:20/06/15 15:15
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