咲く文
7
5
ぼくは作文が嫌いだ。本を読んでも、演劇を見ても、面白かったしか思いつかないんだもん。だから文章を書くことが嫌いだった。
お母さんが咲文キットを買ってきてくれるまでは。
この咲文キットは、文章を書くたびに作文用紙に花が咲くんだ。楽しい文章は赤い花、面白い文章は黄色い花、怖い文章は黒い花。文章を書くたびに紙の上に花畑ができるんだ。時々蝶々が遊びに来たりもする。
それから僕は作文が大好きになって、色んな言葉を知りたくてたくさん勉強した。今まで嫌いだった勉強も作文のためなら頑張れた。
今僕は小学生向けの教材を作る仕事をしている。なるべくこどもの好奇心を刺激して、勉強って楽しいって思ってくれるようにアイデアを出す日々。
僕は、人には何かしら1人ひとつ才能があると思ってる。その才能にみんなが気づいて、それを社会に還元してくれたらいいな。僕はそのために今日も仕事をする。まだ見ぬ才能を開花させるために。
お母さんが咲文キットを買ってきてくれるまでは。
この咲文キットは、文章を書くたびに作文用紙に花が咲くんだ。楽しい文章は赤い花、面白い文章は黄色い花、怖い文章は黒い花。文章を書くたびに紙の上に花畑ができるんだ。時々蝶々が遊びに来たりもする。
それから僕は作文が大好きになって、色んな言葉を知りたくてたくさん勉強した。今まで嫌いだった勉強も作文のためなら頑張れた。
今僕は小学生向けの教材を作る仕事をしている。なるべくこどもの好奇心を刺激して、勉強って楽しいって思ってくれるようにアイデアを出す日々。
僕は、人には何かしら1人ひとつ才能があると思ってる。その才能にみんなが気づいて、それを社会に還元してくれたらいいな。僕はそのために今日も仕事をする。まだ見ぬ才能を開花させるために。
公開:20/06/15 13:08
コメントお待ちしております。
ログインするとコメントを投稿できます