真夜中のコンビニ
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「いらっしゃいませ。今日は揚げ物がお安いですよ」
「今日は何がお薦めなの」
「そうですね。縁起物のトンカツなんでどうでしょう。トンカツを食って勝負に勝つみたいな」
「たまにはそう言うのもいいわね。一枚貰うわ」
「ありがとうございます。まいど」
「すみません」
「なんでしょうか」
「家からの持ち込みでも大丈夫ですか」
「本当は本社の規則で駄目だけど、奥さんはお綺麗だからサービスしちゃう。それで、何を揚げるんですか」
「この息子の成績を揚げて貰えますか」
「一体、何があったんです。良かったら悩みを聞きますよ」
「実は私の息子は極度のあがり症なんです。試験本番になるとすぐにあがってしまい、実力の半分も発揮できないのです」
「なるほど。事情はわかりました。それでしたら、お母様はもうしばらく息子さんの様子を見守った方が良いと思いますよ。ちゃんと熱が伝わればカリカリと筆が進む時がやがて来るでしょう」
「今日は何がお薦めなの」
「そうですね。縁起物のトンカツなんでどうでしょう。トンカツを食って勝負に勝つみたいな」
「たまにはそう言うのもいいわね。一枚貰うわ」
「ありがとうございます。まいど」
「すみません」
「なんでしょうか」
「家からの持ち込みでも大丈夫ですか」
「本当は本社の規則で駄目だけど、奥さんはお綺麗だからサービスしちゃう。それで、何を揚げるんですか」
「この息子の成績を揚げて貰えますか」
「一体、何があったんです。良かったら悩みを聞きますよ」
「実は私の息子は極度のあがり症なんです。試験本番になるとすぐにあがってしまい、実力の半分も発揮できないのです」
「なるほど。事情はわかりました。それでしたら、お母様はもうしばらく息子さんの様子を見守った方が良いと思いますよ。ちゃんと熱が伝わればカリカリと筆が進む時がやがて来るでしょう」
公開:20/06/15 12:22
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