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『ホテルワンコイン』確かに書いてある。建物はキレイ、悪くない。
「500円でだよな。それで泊まれるホテルか」
男は感心し小銭を確かめた。500円はある。
中に入るとフロントに女性。男を見てニコヤかに「いらっしゃいませ」と言った。男が行くと、
「ご予約はございますか?」
「いえ、してないんですが。ほんとにワンコインなんですか?」
「はい。ワンコ専用ホテルで「ワンコ・イン」でございます」
「え!ワンコ?それってつまり、犬ですか……なんだ」
「いえ、当ホテルでは生物学的な検査などは行っておりません。自己申告で」彼女は微笑む。
よく見るとフロント横のスペースには、犬の扮装をした男がいすで新聞を読んでいる。
「ワンコと主張すればけっこうです。なければ耳など無料でお貸しします」
「こうまでして…でも安ければ魅力的だ。値段も?」
「はい。ワン・コインでワンコ・イン!が当店キャッチフレーズです!」
「500円でだよな。それで泊まれるホテルか」
男は感心し小銭を確かめた。500円はある。
中に入るとフロントに女性。男を見てニコヤかに「いらっしゃいませ」と言った。男が行くと、
「ご予約はございますか?」
「いえ、してないんですが。ほんとにワンコインなんですか?」
「はい。ワンコ専用ホテルで「ワンコ・イン」でございます」
「え!ワンコ?それってつまり、犬ですか……なんだ」
「いえ、当ホテルでは生物学的な検査などは行っておりません。自己申告で」彼女は微笑む。
よく見るとフロント横のスペースには、犬の扮装をした男がいすで新聞を読んでいる。
「ワンコと主張すればけっこうです。なければ耳など無料でお貸しします」
「こうまでして…でも安ければ魅力的だ。値段も?」
「はい。ワン・コインでワンコ・イン!が当店キャッチフレーズです!」
その他
公開:20/06/13 19:54
読んでいただきありがとうございます。(・ω・)/
ここに投稿する以外にも、自分のブログに同時掲載しているときがあります。
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